エルルの月:ヘブルの月の祝福:聖書暦5781年
2021年8月9日〜9月6日
打ち破りと増加を求める
先月アヴ(7月10日〜8月8日)は、シオンから主が吠え、裁き、打ち破りと正義を解き放つについての月でした。エレミヤ25:30には、「あなたは彼らにこのすべてのことばを預言して、言え。『主は高い所から叫び(吠え)、その聖なる御住まいから声をあげられる。」と書かれています。私たちは信仰によってその「吠え」に入り込む必要があります。アヴは主が言われていることを注意深く聞く月でもありました。
そして第6の月エルルは、打ち破り、勝利と増加の月です。「信仰によって吠える」ことと主の声を注意深く聞くことは、神が備えている打ち破りに繋がります。
アヴの月は、詩篇27篇を毎日読むという習慣があります。主は私たちの光と救いです。彼は私たちに勝利と増加を与えます。主が与える啓示(光)と勝利(救い)を見ましょう。
1)ガド族の月です。ガドが産まれた時、レアは「軍隊が来た(創世記30:11)」と言いました。それは増加を意味します。また、創世記49:19では、ヤコブが彼を祝福して、「ガドよ、部隊(襲う者)があなたを踏みにじる(襲う)が、最後にあなたは勝利を得る」と語りました。それは、今月が勝利と成功の月であることを意味します。
2)神の群れの中、また宿営の中で、自分の居場所を見出す月です。今月はだいたい年の初めになります。(ヘブル年はよくこの月に始まります。) 他人に対する不信感や”自分だけでやりたい”という思いの根底には拒絶や孤児の霊があります。先月は、アイデンティティーのうちにシフトする月でした。私たちが神の家族と繋ぎ合わされ、神の家族の一員となればなるほどこのシフトが起こっていきます。
3)報いの月です。今までしたきたことの報いが現れ始めます。「報い」について考えましょう。聖霊に今、神が与えている良いものが見れるように求めましょう。今まで種をまいてきたものを刈り取ります。重荷を負い続けながら決して報いを見ないのであれば疲弊してしまいます。どうすれば豊かさの内に留まれるのかということを知るべきです。(ピリピ4:12に、パウロはどのようにして豊さの内にとどまるかを知っていると書いています。)また、この終わりの時にあって、種まきと刈り取りのサイクルがどんどんスピードアップしていることを覚えましょう。
4)王が野にいる月です。主が私たちの許を訪れ、仕事やミニストリーにおいて私たちを助けてくださいます。主に近寄り、彼の御顔があなたの上に照り輝くようにしましょう。私たちが神への畏敬を抱くなら、神が私たちの上にご自身を注いでくださいます
5)へブル文字「YOD[י]」の月です。YOD[י]は数字の10とつながっています。この文字のように宙づりになっている形の文字は他にはありません。それは、神の御手からもたらされる定められたいつくしみを意味します。あなたの人生の中にある解決が必要な状況について、神のいつくしみを求めましょう。
6)乙女座の月です。「私は、私の愛する方のもの。私の愛する方は私のもの。」 (雅歌6:3) 私たちが神の家族にさらに繋ぎ合わされるとき、私たちは主とのさらに親密な関係に入っていきます。
7)堅固なやぐらへと走る月―あなたよりさらに大きな力があなたをとり囲みます。常に強くなくてもよいのです。(箴言18:10)あなたは神の強さへと入ることができるからです。
8)平和の内なる知識が活性化される月です。まったき者であるために、常に「再編成する」ための時間を持つようにしましょう。
9)「ポイントの月です」。はじめを理解する月です。それにより終わりに到達することができます。
10)壊れていたものを修復するべき時です(修復できると主が語っていないなら、それが崩れて、やがて消えていくままにしておいてください)
11)複雑なシステムが取り扱われ始める月です。
12)母の月、つまり養い育てる月です。今月はアヴ同様、使徒的な月です。あなたは誰を見守っていますか?また誰に見守られていますか?
13)リベカがヤコブとエサウを産んだ月です。あなたは祝福を「産み出して」いますか?それとも後になって神が嫌われることを生み出しますか?あなたはどのようなことのために張り合っていますか。何と競い合っていますか。
14)左手の月です。行動や感情(良い感情も悪い感情)を制御する月です。自分の感情がよい状態にあることを確認してください。神は、感情的に大きな葛藤を経験するような時期の中でも豊かであることのできるすばらしい力を私たちに与えてくださいます。不安定であったり、頼りない人とならなくても良いのです。あなたには重荷を持ち運ぶ力が与えられています。
(この教材はグローリー・オブ・ザイオンのチャック・ピアス師による一連のCD講義からとった私自身のメモに基づいています。更に深く詳しい説明のためにグローリー・オブ・ザイオンのウェブサイトをお勧めします。―ロナルド・サーカ)
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