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タンムズ:ヘブルの月の祝福

タンムズ:ヘブルの月の祝福

2023年7月7日~8月4日 

ヘブル暦5784年


困難な時を乗り越えるための3つの戦略


私たちは、この第4の月が用心すべき時であることを知っています(下の歴史的スケッチを参照)。この月はまた、困難な時を過ごす中で、どのように輝けばよいかを教えてくれます。


ヘブルの月について教える主な目的は、聖書的な考え方を身につけ、それを維持できるようにすることです。


1)喜び。「あなたを慕い求める人がみな、あなたにあって楽しみ、喜びますように(詩篇40:16; 70:4)。」


2)たとえ心の中だけであっても、神がいかにすばらしい方であるかを語り続け、話し続けなさい。「あなたの救いを愛する人たちが、「主をあがめよう」と、いつも言いますように(詩篇40:16; 70:4)。」


3)神と神の憐れみに期待すること(神から何か良いことがあると期待し続けること)。 「希望」は非常に誤解されている言葉で、その力は多くの場合、大きく軽視されています。詩篇33:22は、神がその憐れみと助けを、それを期待している人たちに注いでくださることを明確に示しています。「主よ。あなたの恵みが私たちの上にありますように。私たちがあなたを待ち望んだときに(詩篇33:22)。」ローマ5:5にある次の約束も思い出しましょう。「この希望は失望に終わることがありません。なぜなら、私たちに与えられた聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです。」


歴史的例え


今月の興味深い日の一つはタンムズ17日(7月23日)です。タンムズ17日は、民が金の子牛を作って拝んでいたため、モーセが十戒の書かれた石板を割った日です。また、タンムズ17日は、紀元前423年にバビロン人によってエルサレムの城壁が破られ、約500年後の紀元70年にローマ人によって再びエルサレムの城壁が破られた日でもあります。

このように、タンムズ17日は、「悲惨な苦境」として知られる3週間の始まりの日なのです。この「悲惨な苦境 」は、神殿が紀元前423年にバビロンによって破壊され日付、またその後紀元70年にローマ人によって第二神殿が破壊された日付はタンムズ17日から始まり、アヴ9日(8月13日)で終わる3週間であります。


タンムズの月


1)あなたの義の輝きを見出し、建て上げる月です。否定的なことが起こったとしても、賛美と宣言によってさらに輝きを増すことができます。イザヤ58:8と詩篇112:4、ダニエル12:3を見ましょう。エルサレムがバビロニア軍の手に陥落したのは、この月でした。(エレミヤ39:2)とても否定的な事でした。しかし、エゼキエルが神の栄光を見たのもこのタンムズの月でした。(エゼキエル1:1)「希望」についての教えを思い出し、神の栄光を見ることを十分に期待してください。また、新しく始まった5780(ヘブル暦)の10年間は「宣言する」という意味があります。ですから、言葉で輝きましょう!「私はポジティブな宣言をする大胆さを選びます!」と宣言してください。


2)自分の可能性を最大に活かすための選択をする月です。ルベン族の月です。ルベンは長子の権利を失ってしまいました。彼は、大きな可能性を持ちながら、基本的な事柄を取り扱わなかったために、それを発揮できなかった例です。最近与えられた祈りの戦略の結果の一つとして、主は私たちが盲目であった事柄や取り扱われていなかった事柄を取り上げてくださり、私たちが素早く前進できるようにしてくださると思います。創世記49:3-4はルベンについて説明しています。(ルベン:力と優秀と威厳の始まり、水のように奔放。)ですから、こう宣言してください。「主よ、私はあなたの良さと、あなたが私の中で行っておられることを宣言し続けます。あなたは私の死角になる部分をケアしてくれます!」


3)礼拝によって輝く月です。(遅延があっても礼拝しましょう)神は今月、私たちが本当に輝くことを望んでいます。その一つの方法が礼拝です。あなたの礼拝が新しいレベルへと引き上げられるように主に求めましょう。モーセは、主と会った後に顔が輝いていました。また、人々は子牛を礼拝したことも心に留めましょう。(出エジプト32:1)彼らは遅延に耐えられなかったのです。ですから、遅延についても神に感謝し、主を礼拝し続けましょう。希望を感情の支えとしましょう。私たちが礼拝で主に従うとき、主も私たちの人生の問題を従わせてくださいます。また、主は私たちに賛美を角と武器として与えてくれました(詩篇148:14)。ですから、こう宣言してください。 主よ、私がどんな状況に置かれても、あなたには答えがあると宣言することを選びます。


4)今月は、自分の召しを受け入れる月です。あるいは、自分がどのような者かということについて悪い言葉を口にしてしまうか、どちらかです。どちらになるかということについては、私たちにその選択肢があります。自分がどのような者か、どのようなことを成し遂げるのかということについて、どのように言葉にして良いかわからないがゆえに、人々は否定的な態度に陥りがちです。自分自身を好きにならなければなりません。自分を好きでなければ、心のどこかに主のことを好きでない領域があるのです。自分がどのような者か、過去の預言を見直して、それらを宣言しましょう。それらは種となって、仮庵の時に大きな収穫をもたらします。こう宣言してください。「主よ、私はあなたの子供です。あなたは私を召されました。あなたは、私が想像するよりも大きな運命を私に託し、その時は今なのです。」


5)ヘブル文字「CHET」[ח]の月です。「あなたの目から光が輝き出でる」ことを意味します。悪魔はその光を消そうとします。また、「CHET」は数字8と関係します。―新しい始まりです。また、8は「命」を表す数字です。そして、同時に「罪」をも表します。この文字を通して、神は、私たちが正しいことを選び取ることができること、また、選び取らなければならないことを示しておられるのです。私たちが否定的な態度に陥らないためです。イザヤ42:6、黙示1:14を読みましょう。


6)「映像」の月です。自分自身を吟味しましょう。このまま同じように歩み続けたときに将来はどのようなものになるでしょうか?立ち止まって、必要な調整をしましょう。気をつけて主と共に歩むようにしなければ、どうなってしまうかということを見せてくださるよう主に求めましょう。


7)主に対して心をやわらかくして主からの取り扱いを受けられる状態でいるべき月です。今月は蟹座の月です。私たちの殻が取り除かれ、心が開かれていなければなりません。心を開こうとしないなら、頑なになり、次のレベルの成長に入って行くことができません。いかなる頑なさや殻も取り除いてくださるよう主に求めましょう。


8)自分の心をガードする月です。―自分が何を感じ、考えるかということ、また、目-何を目に入れるか-ということをガードしましょう。「見よ。私は、確かにきょう、あなたの前に祝福と呪いを置く。」(申命11:26). また、申命記30:15も読みましょう。「私は、確かにきょう、あなたの前にいのちと幸い、死とわざわいを置く。


9)右手の月です。契約による配列です。雅歌5:2–12を読みましょう。自分の契約を覚えましょう。―右手は、人間関係や契約と関連しています。主との親密さが新しいレベルへと引き上げられるように求めましょう。ペンテコステの時期を過ぎたばかりです。ペンテコステは新しい配列の時でした。主が与えてくださる新しい配列に注目し、ますます自分の使命のうちへと移行しましょう。


これは、2006年のチャック・ピアス師(グローリー・オブ・ザイオン)による一連の講義からまとめたものです。更に深い説明に興味のある方は、グローリー・オブ・ザイオンのサイトをご覧ください。―ロナルド・サーカ

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