タンムズ:ヘブルの月の祝福
2022年6月30日~7月28日
ヘブル暦5782年
特別な宣言の時:2022年7月12日
今月の興味深い日の一つはタンムズ17日(7月16日)で、この日は「苦難の日」として知られる3週間の始まりであります。この「苦難の日」は、アヴ9日(8月6日)に終わり、この日は、神殿が紀元前423年にバビロンによって破壊され、その後、紀元70年にローマ人によって第二神殿が破壊された日であります。
タンムズ17日は、モーセが最初のペンテコステ(シャブオット)でシナイ山に登ってから40日後です。モーセは山を下り、人々が金の子牛を作って拝んでいたため、十戒が書かれた石板を割りました。また、エルサレムの城壁がバビロンに破られ、数百年後のAD70年にローマ軍に再び破られたのも、このタンムズ17日であります。
ですから、伝統的にタンムズ17日は注意すべき日なのです。そして今、この同じ日に、エルサレムに関連する別の災いが起こる可能性があります。エルサレムは、神の心に非常に近い場所です。王の都であり、私たちはそれを覚えて祈らなければなりません(詩篇48編参照)。
2017年、アメリカはエルサレムに大使館を移し、エルサレムをイスラエルの首都と認めました。私の個人的な観察では、これは地域全体に大きな変化をもたらすように思えました。私は3つのことを観察しました。第1に、ほぼ絶え間なく続いていた戦争が減少したように見えました。第2に、中東のいくつかの国がイスラエルと条約を結び、経済協力に乗り出しました。これは、中東の多くの国がイスラエルを国家として認めていなかったため、前代未聞のことです。第3に、イザヤ書19章のハイウェイ(エジプト、エルサレム、アッシリアを結ぶ救いのハイウェイのこと)が開通したことであります。つまり、中東はかつてないほど福音に対して開かれているのだ。
では、何が問題なのでしょうか。現在、アメリカがこの承認を取り消し、大使館をエルサレムから戻すという話が持ち上がっています。この協議は7月13日から16日まで行われます。
このことについて、とりなし手たちは祈るように求められています。具体的には、7月12日(火)に少なくとも一食断食し、正午から12分間以上、主を賛美し、7月13日から16日の会談の間、敵に分裂を宣言し、敵の計画を阻止するようにと言われています。必ずそうしましょう。主が言語を混乱させ、バベルの塔を建てる計画を阻止されたように(創世記11章参照)、敵のすべての計画に対して、混乱させることを宣言しましょう。
タンムズの月
1)あなたの義の輝きを見出し、建て上げる月です。否定的なことが起こったとしても、賛美と宣言によってさらに輝きを増すことができます。イザヤ58:8と詩篇112:4、ダニエル12:3を見ましょう。エルサレムがバビロニア軍の手に陥落したのは、この月でした。(エレミヤ39:2)とても否定的な事でした。しかし、エゼキエルが神の栄光を見たのもこのタンムズの月でした。(エゼキエル1:1)神の栄光を見ると信じましょう。私たちはつい最近ペンテコステを通過した事を忘れないでください。それは私たちが話す言葉に焦点を当てています。神は私たちに神の真理、福音、力を宣言して欲しいのです。宣言すれば、神はしるし、不思議と奇跡で応答します。(ヘブル書2:4)また、新しく始まった5780(ヘブル暦)の10年間は”宣言する”という意味があります。ですから、言葉で輝きましょう!
2)自分の可能性を最大に活かすための選択をする月です。ルベン族の月です。ルベンは長子の権利を失ってしまいました。彼は、大きな可能性を持ちながら、基本的な事柄を取り扱わなかったために、それを発揮できなかった例です。最近与えられた祈りの戦略の結果の一つとして、主は私たちが盲目であった事柄や取り扱われていなかった事柄を取り上げてくださり、私たちが素早く前進できるようにしてくださると思います。創世記49:3-4はルベンについて説明しています。(ルベン:力と優秀と威厳の始まり、水のように奔放。)
3)礼拝によって輝く月です。(遅延があっても礼拝しましょう)神は今月、私たちが本当に輝くことを望んでいます。その一つの方法が礼拝です。あなたの礼拝が新しいレベルへと引き上げられるように主に求めましょう。モーセは、主と会った後に顔が輝いていました。また、人々は子牛を礼拝したことも心に留めましょう。(出エジプト32:1)彼らは遅延に耐えられなかったのです。ですから、遅延についても神に感謝し、主を礼拝し続けましょう。主は最近、地にひれ伏す礼拝の形を回復させてくださいました。また、主は私たちに賛美を角と武器として与えてくれました(詩篇148:14)。ですから、こう宣言してください。”どんな状況であっても主あなたを賛美します。”
4)今月は、自分の召しを受け入れる月です。あるいは、自分がどのような者かということについて悪い言葉を口にしてしまうか、どちらかです。どちらになるかということについては、私たちにその選択肢があります。自分がどのような者か、どのようなことを成し遂げるのかということについて、どのように言葉にして良いかわからないがゆえに、人々は否定的な態度に陥りがちです。自分自身を好きにならなければなりません。自分を好きでなければ、心のどこかに主のことを好きでない領域があるのです。自分がどのような者か、過去の預言を見直して、それらを宣言しましょう。それらは種となって、10月(仮庵)の時に大きな収穫をもたらします。
5)ヘブル文字「CHET」[ח]の月です。「あなたの目から光が輝き出でる」ことを意味します。悪魔はその光を消そうとします。また、「CHET」は数字8と関係します。―新しい始まりです。また、8は「命」を表す数字です。そして、同時に「罪」をも表します。この文字を通して、神は、私たちが正しいことを選び取ることができること、また、選び取らなければならないことを示しておられるのです。私たちが否定的な態度に陥らないためです。イザヤ42:6、黙示1:14を読みましょう。
6)「映像」の月です。自分自身を吟味しましょう。このまま同じように歩み続けたときに将来はどのようなものになるでしょうか?立ち止まって、必要な調整をしましょう。気をつけて主と共に歩むようにしなければ、どうなってしまうかということを見せてくださるよう主に求めましょう。
7)主に対して心をやわらかくして主からの取り扱いを受けられる状態でいるべき月です。今月は蟹座の月です。私たちの殻が取り除かれ、心が開かれていなければなりません。心を開こうとしないなら、頑なになり、次のレベルの成長に入って行くことができません。いかなる頑なさや殻も取り除いてくださるよう主に求めましょう。
8)自分の心をガードする月です。―自分が何を感じ、考えるかということ、また、目-何を目に入れるか-ということをガードしましょう。「見よ。私は、確かにきょう、あなたの前に祝福と呪いを置く。」(申命11:26). また、申命記30:15も読みましょう。「私は、確かにきょう、あなたの前にいのちと幸い、死とわざわいを置く。
9)右手の月です。契約による配列です。雅歌5:2–12を読みましょう。自分の契約を覚えましょう。―右手は、人間関係や契約と関連しています。主との親密さが新しいレベルへと引き上げられるように求めましょう。ペンテコステの時期を過ぎたばかりです。ペンテコステは新しい配列の時でした。主が与えてくださる新しい配列に注目し、ますます自分の使命のうちへと移行しましょう。
これは、2006年のチャック・ピアス師(グローリー・オブ・ザイオン)による一連の講義からまとめたものです。更に深い説明に興味のある方は、グローリー・オブ・ザイオンのサイトをご覧ください。―ロナルド・サーカ
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