ロン・サーカ・ミニストリーズ
2021年11月10日
聖書暦5782年キスレブの月6日
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「そのとき、主は御手を伸ばして、私の口に触れ、主は私に仰せられた。「今、わたしのことばをあなたの口に授けた。見よ。わたしは、きょう、あなたを諸国の民と王国の上に任命し、あるいは引き抜き、あるいは引き倒し、あるいは滅ぼし、あるいはこわし、あるいは建て、また植えさせる。」(エレミヤ書1章9〜10節)
建てる時、預言の力
ヘブル暦の第9月に入りました。そのテーマの1つは「預言的戦略」に関係しています。私はエレミヤ書1章9〜10節が大好きです。この箇所は、私たちが預言するときに放たれる驚くべき権威と力を強調しています。預言には不正な構造や要塞を攻撃して破壊する力があると示しています(引き抜き、引き倒し、滅ぼし、こわし エレミヤ書1:10)。エレミヤがユダや神が遣わした他の国に預言するたびに、メッセージの正確な表現や内容にかかわらず、彼の預言はサタンの働きを引き抜き、引き倒し、滅ぼすものでした。だからこそ、神は彼を召され、遣わされたのです。彼は神に言われたことを預言し、その際に主の油注ぎが邪悪なものや悪魔の要塞を攻撃(引き抜き、引き倒し、滅ぼし、こわし)しました。預言の言葉やメッセージにはその内容が含まれていなかったかもしれませんが、彼が預言するたびに、神の力が解放され、闇や悪魔、罪を攻撃していたのです。
神がエレミヤを国々に派遣して預言されたもう一つの理由は、建て、植えさせるためでした(エレミヤ1:10)。このことは、私たちにはなかなか理解できないかもしれません。というのも、エレミヤが預言した国々はいずれも悔い改めず、その後滅ぼされてしまったからです。しかし実際は、彼が預言するたびに、主の言葉が放たれて、ヘブライ語4:12に書かれている通り、主の言葉は生きていて力があります。エレミヤが預言するたびに、何かが建てられ、何かが植えられていたのです。