ロン・サーカ・ミニストリーズ
２０２３年４月１２日
聖書暦５７８３年ニサンの月２１日
「しかしそれから後になって、イエスは、その十一人が食事に着いているところに現れて、彼らの不信仰とかたくなな心をお責めになった。それは、彼らが、よみがえられたイエスを見た人たちの言うところを信じなかったからである。」（マルコの福音書１６章１４節）
「イエスは三度ペテロに言われた。「ヨハネの子シモン。あなたはわたしを愛しますか。」ペテロは、イエスが三度「あなたはわたしを愛しますか」と言われたので、心を痛めてイエスに言った。「主よ。あなたはいっさいのことをご存じです。あなたは、私があなたを愛することを知っておいでになります。」イエスは彼に言われた。「わたしの羊を飼いなさい。」（ヨハネの福音書２１章１７節）
過越祭と復活祭
私たちの心の硬さと不信仰を癒す
私たちは今、素晴らしい過越祭の週と復活祭を迎えました。歴史上2番目に大きな奇跡は、おそらく最初の過越祭の時で、紅海が開き、イスラエルの民が430年間のエジプトでの生活から解放された時です（出エジプト12:42）。しかし、歴史上最大の奇跡は、今から約2000年前に起こりました。イエスは十字架にかかり、葬られ、そして死者の中からよみがえったのです。「聖い御霊によれば、死者の中からの復活により、大能によって公に神の御子として示された方、私たちの主イエス・キリストです（ローマ1:4）。」死と罪、そしてサタンと悪魔の軍勢のすべての力に打ち勝たれたのです。「神は、キリストにおいて、すべての支配と権威の武装を解除してさらしものとし、彼らを捕虜として凱旋の行列に加えられました（コロサイ2:15）。」これらの真理を知り、宣言することは、なんという特権でしょう。イエスはすべてのものの主であるのです！
上記のことを書いた後、感銘を受けて次のことも書きます。今すぐ打ち破りと答えを求め、期待してください。イスラエルの民は、最初の過越の食事を完全に着替えて食べ、出発する準備をしました（出エジプト記12:11）。彼らはすぐに結果を期待し、それが起こったのです。彼らはその夜、解放されたのです。
私たちが打ち破りと助けを求めるとき、主はそれを光栄に思われます。私たちがそうすることで、さらに主を称え、私たちに代わって主の御手が素早く動くことを期待します。
11人の不信仰と心の硬さを癒す
イエスが初めて11人に現れたとき（トマスは行方不明）、彼らは最初の恐怖の後、大きな喜びで反応し、特にイエスが彼らと食事をした後は、イエスが幽霊や実体のない霊であるという考えを払拭しました。(ルカ24:37-43）。二度目は、ヨハネ20:24-29にあるようにトマスが同席した時で、マルコ16:14とも重なっているようです。ここでイエスは、彼らの不信仰を責めました。「しかしそれから後になって、イエスは、その十一人が食事に着いているところに現れて、彼らの不信仰とかたくなな心をお責めになった。それは、彼らが、よみがえられたイエスを見た人たちの言うところを信じなかったからである。（マルコ16:14）
私はここから2つのことに気づきました。第一に、信頼できる証人の証言を受け入れない、あるいは受け入れるのが遅かったのは、心の硬さと関係がありました。おそらく、彼らが皆、イエスを捨てて逃げ出したという事実が、彼らを落ちこぼれだと思わせたのでしょう。彼らは、自己非難と、二度と「騙されたくない」という気持ちの狭間にいたのです。もうひとつは、イエスが二度と彼らを非難する必要がないことです。それ以降、聖書の中で、彼らが不信仰や恐れ、心の硬さに苦しんでいる様子はどこにも見当たりません。
復活の余波で、なぜか二心や不信仰が完全に癒されてしまったと言えるでしょう。何が起こったのでしょうか。
その答えは、11人とイエスの3回目の出会い（ヨハネ21:4-19）にあると私は思います。イエスが岸辺から声をかけられたとき、彼らは皆釣りをしていました。彼らはイエスの質問に、食べ物もなく、魚も捕っていないと答えました。イエスは彼らに、船の右側に網を投げるように言われたので、すぐに網はいっぱいになりました。
彼らは皆、それがイエスであることを知り、ペテロは急いで岸に着くために水の中に飛び込んだほどでした。「イエスのためなら死ねる」と声を張り上げていたペテロは、裁判の朝、鶏が鳴く前に3度もイエスを否定した（マタイ26:69-75）のです。しかし、その朝、ペテロは我慢したり萎縮したりすることなく、走ってイエスに会いに行ったのです。これはペテロの中で何かがすでに変化している証拠です。
「イエスは彼らに言われた。「さあ来て、朝の食事をしなさい。」弟子たちは主であることを知っていたので、だれも「あなたはどなたですか」とあえて尋ねる者はいなかった（ヨハネ21:12）。」
全員で食べましたが、明らかに何らかの遠慮や緊張があり、11人それぞれが控えている感じでした。彼らは癒しを必要としていたのです。イエスは彼らのためにそれを行ったのです。
彼らの心を癒した。朝食後、大きな奇跡が起こった時です。イエスはペテロに3回、「わたしを愛しますか。」と尋ねられた。ペテロは毎回、「はい。主よ。私があなたを愛することは、あなたがご存じです。」と答えました。イエスが3回尋ねたことはペテロを悲しませたが、その回数は重要でした。ペテロは3回もイエスを否定しましたが、今、自分が強くはっきりと、「主よ。あなたはいっさいのことをご存じです。あなたは、私があなたを愛することを知っておいでになります（ヨハネ21:17）。」と宣言しているのを聞きました。つまり、イエスの問いかけによって、ペテロに深く植え付けられた神からの真理と、神からの信仰を見ることができたのです。表面的には、ペテロは（そして他の人々も皆）、惨めに失敗しました。確かにペテロはただ一人、言葉でイエスを否定しましたが、全員がイエスから逃げ、見捨てていたのです（マタイ26:35）。「そのとき、弟子たちはみな、イエスを見捨てて、逃げてしまった（マタイ26:56）。」
このように、彼らは皆、自分には力がないこと、自分を信じることができないことを知っていました。このことが、彼らの心の硬さ、つまり不信仰の原因になっていることは間違いありません。そこで、岸辺の朝食の席で、深い力強いことが起こりました。何が、どのように起こったのか、正確なことはわかりません。ペテロが自分の答えを聞いたことが助けになったことは知っていますが、それ以上のことがあったのです。ペテロも11人も、なぜか心が癒されてしまったのです。それ以来、彼らが恐れと不信仰に屈したという記録はありません。彼らは癒やされたのです。それ以来、信仰が上下に揺れ動くことは過去のものとなったのです。
この復活祭と過越祭で、私たちは史上最大の奇跡がイエスの死と復活であることを宣言します。それは決して付け加えることができません。しかし、神は私たち一人一人に（もしまだ経験していないのなら）、してあげたいと願っておられることがあります。神は私たち一人ひとりに、心の傷や不信仰を癒すことを望んでおられるのです。ペテロと11人の弟子たちのために、神はこのようにしてくださいました。私たち一人一人にもそうすることができ、またそうしたいと願っておられるのです。
もしまだなら、あなたの心の硬さと不信仰を癒してくれるよう、イエスに求めてください。迅速かつ即効性のある結果を期待しています。不信仰と「上がり下がり」のある信仰は過去のものとしましょう。
お祈りをありがとう。
ロンとテディ
ヘブル暦1月ニサン：賛美をもって渡る。
2023年3月23日-2023年4月21日
これは、1年間の贖いのサイクルの始まりです。私たちの生活の中で、主の素晴らしい救いと癒しと解放の御業に、もっともっと期待を持ってください。
ミニストリースケジュール
・3月24日〜4月2日 - 韓国
オンライン使徒的センター
今週の配信スケジュール
・MPP： 月曜日～金曜日 午前6時～6時45分
・ピートと賛美：日曜日〜木曜日、午後10時〜10時30分
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